何でこんな絵がこんな価格になるのだろう?
という抽象画を見たことがある方もいらっしゃるはず。
https://www.jackson-pollock.org/number-5.jsp
例えばこちらの絵画も有名。
1948年にジャクソン・ポロックが描いた『Number5』です。
2006年にメキシコ人の投資家デヴィッド・マルチネス氏によって、
約114億円で落札されています。
価格が高騰するのも現代アートが投資家の投資対象になっているからなんですが、
それにしても114億・・・額が額だけにすごいですよね。
マーク・ロスコのホワイトセンターの価格は?
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https://www.markrothko.org/white-center/
1950年に描かれたマーク・ロスコのホワイトセンターですが、
2007年に7280万ドル(約88億)で落札されています。
コレ、もう価値がわからないですよねー。
ただし、ジャクソン・ポロックもマーク・ロスコも、
PCモニターで見ているから価値が伝わってこないだけかもしれません。
何しろ実物は205.8 x 141 cmとかなり大きいので。
迫力は凄そうですね。
それにしても118億とか88億とか・・・
何でそこまで価値が高まるのでしょうか?
僕が同じように描いたところで結局は一文にもなりません。
なぜなら僕にはホワイトセンターに至るまでの歴史もなければ、
それに伴う希少性もないからです。
モノがある触れている世界では、
希少性のあるモノに価値が高まります。
ということで今日はマーク・ロスコについて深掘りしていこうと思います。
マーク・ロスコってどんな人?
https://www.nga.gov/content/ngaweb/features/slideshows/mark-rothko.html
1903年9月25日ー1970年2月25日(66歳死没)
マーク・ロスコ(Mark・Rothko)はロシア系ユダヤ人のアメリカの画家です。
ジャクソン・ポロックなどの抽象表現主義として有名です。
上の画像は50歳の時の画像です。
マーク・ロスコの画風年代順
1920年の頃の作品。『無題』
こちらの絵は1933−1934年頃のもの。『無題』
1937年 『Street Scene』
色々な手法の書き方を模索しているようです。
1942年 『The Omen of the Eagle』
この頃から徐々に難解な絵になり始め・・・
1945−1946『無題』
この頃から抽象的な作風になってきているようです。
1948『無題』
1950
1959『無題』
1969『無題』
絵画は生で見ることで圧倒されます。
その雰囲気、佇まい、厚み・・・
モニターではなかなか伝わらない何かがあるのかもしれません。
実は日本でもマーク・ロスコの絵画を見ることができる?
僕も今回しれべてみて初めてわかったのですが、
実はマーク・ロスコの絵画を生で見ることができる美術館がありました。
千葉県佐倉市にあり、車でも電車(無料送迎バスあり)でも行けます。
ロスコルームなるかなり贅沢な作り。
ちょっと高尚なデートとかにもいいかもしれません。
億越えの絵画を目の前で見ることができるのは、
美術館の醍醐味です。
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