先日、スポーツ用品大手のナイキの共同経営者のフィル・ナイト(78)が、
保有資産のほぼすべてを慈善活動に使うことを発表しました。
その額、なんと250億ドル(約2.8兆円!!)
普通の陸上選手からシューズブランドを立ち上げ、
一代で大成功を収めたフィル・ナイト氏。
ほぼ全ての資産を寄付することを決めたきっかけは、
エルサルバドルでダイビング中だった
最愛の息子さんを亡くしたことがきっかけとのことです。
34歳心不全でした。
海外で寄付が多い2つの理由とは?
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2.8兆円もの寄付というのはビビりますが、
日本と異なりなぜそこまで海外は寄付文化が根付いているのでしょうか?
ここには文化的な背景と制度的な背景の2種類の原因があるようです。
寄付を促す文化的背景とは?
ノブレス・オブリージュという考え方をご存知でしょうか?
1830年代にフランスから発信された考え方なのですが、
特権的な地位には相応の義務が伴うという倫理観です。
これはどういうことかというと、
貴族のような特権階級にいるものは、
慣習的に経済的な支援や労働の提供をしなければ、
周囲から白い目で見られてしまいます。
この倫理観が広く浸透しているため、
富めるものは施しを周りにするべきと社会が考えるわけです。
客商売の場合は売り上げに大きく関わってきますね。
そしてもうひとつの理由が
寄付をすることで税金優遇制度があることです。
日本の場合の寄付は所得税後に寄付を払う仕組みのため、
税での優遇がないのに対し、
アメリカの場合は寄付をした後に税金がかかるので、
ある程度の富裕層の方は寄付をした方がお得になる可能性があるからです。
これはどちらが良い悪いではなく、
どちらの制度も良いところと悪いところがあるわけです。
フィリップ・ナイトはどんな家族構成は?
フィリップ・ナイト氏の家族構成は
奥さんのペニー・ナイトさんと
2人の息子トラビス・ナイトさんとマシュー・ナイトさんの4人家族。
そして亡くなられたのはマシュー・ナイトさんで画像はありませんでした。
しかし、トラビス・ナイトさんの画像はありました。
結構イケメンです。
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