前評判はよくなかったですが、
今期のアニメ僕は好きです。
そして、ヤングブラックジャック。
脚本 田畑由秋 漫画 大熊ゆうご
手塚治虫のブラック・ジャックを原作とした漫画
ヤングチャンピオンで連載中。
アニメは
TBS 木曜 深夜2時16分〜
CBC 木曜 深夜3時30分〜
サンテレビ 金曜 夜11時30分〜
BS−TBS 土曜 深夜1時30分〜
見逃した方は U-NEXT
手塚治虫が大好きなので、
ほとんどの作品を読んでいるのですが、
ぶっちゃけ二次創作では?と思い、
見てなかったです。
それでアニメを見たら、
ああ面白いなと。
食わず嫌いはよくないと思い、
ちょっと見続けてます。
ちょうど舞台が学生運動やベトナム戦争のときで、
どんな感じの見方をするのかなと興味もあったので・・・。
別にその時代に生きていたわけではないですが、
興味があって、ずいぶんと前に調べていたことがあります。
ベトナム戦争でベトナム人が戦わないわけ
ひょっとしたらそのうち
理由が出てくるのかもしれないですが、
第5話あたりでベトナム人が戦争に参加していないシーンとかが
出てきます。
アメリカ兵のボブは『なんで戦わないんだ?』
と疑問を持ちます。
もちろん戦っているベトナム人もいます。
特に戦いに参加しなかったのがベトナムの山岳民族。
なぜか?
ひとつの理由としては、
南から資本主義アメリカ軍が北上していき、
北からはソビエト連邦率いる共産主義が侵攻。
山岳民族の人たちにとっては、
いったい何の話なのかよくわからないわけです。
主義や主張なんてどうでもよく、
平和に山で農耕などで暮らしていたのに・・・
南に反対すれば逮捕。
北に反対すれば虐殺。
平和な山岳民族も武器を持って戦うことになります。
そしてそのときに必要なのが武器を購入するためのお金。
農耕民族はそれまでの食料の栽培から麻薬原料のケシへと栽培を変え、
ゴールデントライアングル(タイ・ミャンマー・ラオスの麻薬の産地)
に加担し始めます。
平和を求めるための資本主義や共産主義なのに、
平和な民族を陥れてしまうんですね。
いったい何が平和なのかを考えさせられます。
手塚治虫が描いたブラック・ジャックの根底のテーマですよね。
手塚治虫 ブラック・ジャックは電子書籍でも出ていました。
このベトナムの山岳民族の状況が、
ちょっとアメリカとFTAを結んだメキシコににているなと。
時代背景や文化も全く違いますが、
メキシコの治安が悪くなった雰囲気はつかめるかと思います。
興味のある方はこちらに詳しく書きました。
手塚治虫先生に関してはこちら