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TPP 農業 本当に大丈夫?

今日は自由貿易協定で

アメリカと協定を結べば未来が明るい!!

って思っていた国について話していきます。

 

アメリカはFTAを20カ国で結んでいます。

経済が発展していない国にしてみれば、

アメリカとの関税撤廃すれば、

農作物とかの輸出が増えGDPが上がる!!

素晴らしい製品が安く手に入る!!

 

って思いますよね。

そんな夢を描いた国、メキシコについて。

 

mexico

 

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アメリカ、カナダ、メキシコは1994年に発効された

北米自由貿易協定(NAFTA)っていうのがあります。

North

America

Free

Trade

Agreements

 

これによってメキシコの農作物の輸出が

盛んになると思われていたのですが・・・。

 

メキシコといえばトウモロコシですよねー。

トウモロコシの輸出が増えれば、

メキシコ農家はハッピーだったのですが、

2000年、アメリカ政府は国内のトウモロコシ農家へ

補助金として100億1000万ドル支払っていたんですね。

 

ドルですよドル!!

えっと1ドル107円だったので、

1兆707億・・・??

桁が多すぎで分かりづらいですが。

この額を補助金として出したら、

メキシコのトウモロコシ農家は価格を下げないと

対応できないわけです。

 

結果、途上国の貧しい農家達はどうしようか迷った挙句、

トウモロコシの栽培をやめて違うものを栽培しました。

 

大麻やヘロインです。

 

だってそっちの方が儲かるから。

そりゃそうですよね?

稼ぐためには儲かるものを育てないと。

生きるためには稼がないといけないわけです。

 

その結果メキシコはものすごく治安が悪くなりました。

 

市長が殺されたり、

レイプされたり、

見せしめで橋から吊るされたり・・・

絶対にググって画像とか見ちゃダメですよ。

 

挙句の果てにはマフィアが軍の特殊部隊を雇ったり・・・。

 

TPPで日本の農業は大丈夫??

 

agricultur

 

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さすがに日本ではメキシコみたいなことは起こらないはず。

もともとの麻薬文化がないので。

 

ただ僕が懸念しているのは、

輸入食品が安くなった場合、

確実に農業をやめる人が出るということ。

 

ただでさえみなさん農家になりたくないですよね?

人気ないんです。

だって、大変ですから。

 

そもそも日本のみんなは認識を間違えていますが、

日本という国は農業に向いていないんですよね。

国のほとんどが山なんですもの。

農業をするのに効率が悪いんです。

僕らが美味しい食品を食べることができるのは

農家さんに代々備わった知恵のおかげ。

 

農家の方がいなくなると、

その知恵や技術もまたなくなるわけです。

 

一方、アメリカの農業ってのは、

飛行機で種をまいたりするわけです。

全然、規模が違う。

 

食肉に関しても、

カウボーイが馬に乗って追うのは昔、

今はヘリコプターに乗って追ってます (⌒-⌒; )

規模が違うんです。

 

僕の意見として、

日本は農家を政府が守らないとダメだと思ってます。

たとえそれが癒着であろうとなんだろうと。

守らないと。

 

食品は輸入に頼ればいいじゃん!!

 

僕もそう思います。

平和の時はそれでいいと思います。

 

ただ、僕たちは平和な時代に産まれたから

理解に苦しみますが、

世界が今後も平和だなんて保証は一切ないんです。

むしろ歴史的に戦争をしている時期の方が多いです。

 

たとえば、TPPで農家がいなくなり、

戦争が始まった場合、

島国の日本に食品が入らなくなる可能性があります。

だって石油もないので、

石油の輸入を止められただけで終わるんです。

負けです。

 

「じゃあ、国内自給率を上げる!農作物をつくるぞ!!」

ってなっても、

明日や明後日に一度無くなった農業は復活できないんです。

1年かけてもできないですよね?

2年、3年かけてやっとできるかどうか。

 

その間、僕たちは何を食べればいいのか?

モヤシとかパセリとかしか食べれなくなってるんです。

 

百歩譲って、

僕みたいなおっさんはオニギリだけ食べていればいいですが、

じゃあ、子供達は何を食べればいいのか?

 

国内の安い食材はどこで使われているかというと、

実は給食がメインだったりします。

輸入が増えるとまず安い食材が輸入食品に変わります。

この輸入が止まった場合、

子供達の食べるものがなくなるわけです。

 

戦時下、輸入を止められるということは、

子供達を人質にとられるのと一緒なわけです。

 

第二次世界大戦で日本が負けた大きな要因の一つに

補給を怠ったことがあります。

輸入を断たれたから戦争に走ったってこともありますが、

いったい先の大戦で僕たちは何を学んだのか?ということです。

餓死で死ぬことほど辛いものはないですよね?

 

高級食品を輸出すればいい

 

正しいと思います。

ただ、売り上げは微々たるものなのでは?

そして、消費者目線ではないです。

 

福島で原発が爆発したこの国の食材を

本当に海外の人は買うと思いますか?

 

農家の方々には本当に申し訳ない話ですが、

消費者目線で言えば買わないと思います。

 

台湾では輸入規制もかかりました。

👉農林水産省のページ

 

例えばロスで原発が爆発して、

安全だからってサンフランシスコのオレンジを食べようと思いますか?

 

食べないですよね?

僕は絶対に買わない。

でも日本で言うところの福島と広島ぐらいの距離なのにです。

 

だって一般の人はサンフランシスコとロスの距離なんて

よくわからないですもの。

 

TPPで一番怖いのは農業です。

たとえ癒着だ天下りだなんだと言われていようが、

守らなければならないものがあるわけです。

 

僕の大切な人が餓死するところなんて見たくないですから。

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